業務用ハンドスチーマー
仕上職人
業務用ハンドスチーマー/仕上げ職人
洋服のプロの皆さんの声から生まれたこの製品。アパレル、ブティック、レンタル衣装、 縫製工場などで使われている、まさに業務用です。 めんどうなアイロン台やあて布は不要な上、使い方も簡単。プレスせずに蒸気だけでシワを伸ばすので、ウール、シルク、ベルベットなどデリケートな衣類にも 最適です。 塩を入れることにより、アイロンとはひと味違った高温で優しい蒸気を発生し、素材そのものの風合いをよみがえらせます。 この仕上がりは、まさに職人技。ぜひお試しください。
特長
◆使ったその日からプロの仕上がり
アイロン台、あて布は不要です。ハンガーに掛けたまま蒸気をシワに近づけ て、消しゴムで消すようにシワをとるだけ。アイロンの苦手な方はもちろん、初めて使う方でもプロの仕上がりに。コツいらずで手間いらず、しかもスピー ディー。
◆驚きの軽さ
例えば縫製工場などでは、スチーマーを当てる作業が一日中続くこともありま す。作業する人が、なるべく疲れを感じないよう、仕上職人は徹底的に軽量化しました。コードを除く本体重量はわずか260g。女性も指一本で持つことが出 来ます。
◆立ち上がりが早い
スイッチONから約30秒で使用可能になります。ヒーターを介さず、水に直 接電流を流して加熱するので、素早く蒸気が出てきます。忙しい朝やファッションショーの現場など、あわただしい場面でも、待ち時間なしでシワが伸ばせま す。
◆デリケート な衣類に最適
プレスをせず、蒸気の力だけでしわを伸ばすので、シルクやウール、ベルベッ トなどデリケートな素材にもご使用頂けます。特にベルベットについたアイロン跡を消してしまう、という離れ業(わざ)は、仕上職人ならではです。
◆スイッチを 切り忘れても加熱しません
水に直接電流を流す仕上職人は、蒸気が出きって水がなくなれば、電気も流れ なくなります。電源を切ったのと同じ状態になり、あとはそれ以上加熱しません。また90度に傾けてもこぼれないよう設計されており、安全面からも様々に工 夫されています。
用途
<ご家庭で…>
◆スーツや制服のお手入れに
気になる「背ジワ」や「座りジワ」をスッキリとるだけでなく、たばこや汗のニオイも取れると評判です。またプレ スせずに蒸気だけでシワをとるので、毎日かけても生地を傷めません。
◆フォーマルな衣類のお手入れに
シルクやウール、ベルベットなどデリケートな素材にも安心してお使い頂けます。
◆大切な人と会う前に
大切な会合や、面接、デートなど、ここ一番の勝負服に、仕上職人で最後の仕上げを。
◆ニットやセーターにもおすすめします
「畳みジワ」をとるのはもちろん、素材の持つふんわりとした「風合い」を復活させることは、アイロンには真似できませ ん。
◆クリーニング、 アイロン後の最終仕上げに
ききすぎた「糊」をやわらげ、パーフェクトな仕上がりになります。
<業務用として…>
◆プレスによる「あたり」を取る
縫製工場でのプレス後の最終仕上げに、仕上職人は最適です。徹底した軽量化により、長時間の使用でも疲れにくくなっています。
◆ステージ、ディスプレイ衣装の仕上げに
「やさしい蒸気」が美しいラインだけでなく、生地の風合いまで復活させます。立ち上がりの早さも、あわただしい現場ではうれしい機能!
◆ウェディングドレスや着物にも
ウェディングドレスなどの「オーガンジー素材」をふんわり仕上げられるの は、蒸気の力ならでは。またアイロンをかけられない着物のシワを伸ばすには、これまで掛けて置くしかありませんでしたが、これからは「仕上職人」がありま す。
*ご注意:水がついただけでシミの出来るような最高級の和服には、ご使用をさけてください。
◆基本仕様
サイズ | 直径 90mm X 高さ 142mm |
本体重量 | 360g(コード含む) |
定格電圧 | 100V |
定格消費電力 | 700W |
連続使用時間 | 8~10分 |
*仕様は予告なく変更することがあります。
◆セット内容
○ 仕上職人本体
○ 計量カップ
○ 計量スプーン
○ 塩 (約5g)
準備
付属の計量カップに水を100の目盛 (100cc)まで入れ、 塩を付属スプーンで1/2 杯入れて、溶けるまで かきまわしてください。
蒸気吹き出し口より計量カップの塩水を入れます。
スイッチをいれると上部の赤ランプがつきます。
30~50秒ほどで蒸気が出て来ます。
使用時
蒸気の吹き出し口をシワに出来るだけ近づけて、ゆっ くり動かしてください。 端をかるく引っ張りながらスチームをかけますと、効果的です。
水が無くなり、スチームが出なくなったらスイッチを切って ください。▼連続して使用される場合は次へ、
▼▼終了の場合は、とばして「終了時」へ。
計量カップで水のみを100cc追加してください。
スイッチを入れて再度ご使用ください。
終了時(お手入れ)
計量カップで水のみを100cc追加してください。
スイッチを入れて再度ご使用ください。
かるく振って内部を 洗浄して下さい。
さかさまにしてよく振って塩水を捨てて下さい。
2回繰返して完了です。
蒸気の力だけで、なぜシワが伸びるの?
繊維の「緩和収縮」という性質を利用しています。
「緩和収縮」とは、熱と水分(=蒸気)を当てることで、張力のかかった織編 物(=しわ)が、もとの安定した形(=シワのない状態)に戻ろうとして収縮する現象を言います。
どんな種類の素材でもシワが伸びるの?
お使いいただけない素材、伸びにくい素材があります。
革、合成皮革には適さないので使用しないでください。また高級カシミアは、 水や蒸気をかけると風合いを損ねますので使用はお勧めできません。その他詳細については素材・洋服の参考適合表を参照してください。
なぜ塩を入れるの?
立ち上がりを早くするためと、高温の蒸気を出すためです。
仕上職人は、ヒーターを介さず直接水に電気を流して加熱するため、素早く立 ち上がります。真水のままでは電気は流れず蒸気も出ません。塩を加えることにより水がイオン化して、はじめて電気が流れるようになります。 また塩を加えることで「沸点上昇」が起こり、それにつれて蒸気の温度も上昇し、シワ伸ばしに最適な高温の蒸気が発生します。
「沸点上昇」とは、通常100℃で沸騰する水が食塩やショ糖など不揮発性の 溶質を溶かすことで、もとの水の沸点より高くなる現象を言います。
塩が蒸気と一緒に出て洋服につくことはないの?
塩は蒸発しないので洋服につくことはありません。
海水の塩分が蒸発しないのと同じで、仕上職人も塩分は本体の中に残ります。 したがって塩が洋服につくことはありません。
ちなみに仕上職人の蒸気を出し切ったあと、さらに続けて使う場合は、水だけを追加します。詳しくは「使用方法」をご覧ください。
どんな種類の塩をいれるの?
1kg100円程度の、いわゆる「食塩」が最適です。
具体的には<(財)塩事業センター>の食塩が、精製度が高く、価格も安くて 最適です。ミネラルその他の成分が多く含まれたもの(一般的には高価な塩)は、使用しないでください。
しばらく使ったら中の水が濁ってきたようですが?
内部で使用しているカーボンが消耗したためですが、蒸気に影響はありません。
長時間使用後に、仕上職人の中の水が黒く濁ることがあります。それは内部の カーボンが消耗したためで、故障ではありません。またそのことにより衣服が黒く汚れることもありません。
蒸気の勢いが弱いようですが?
生地への「のり」を良くするため、やさしい蒸気が出るよう設計されて います。
蒸気の粒は大変小さいので、勢いが強いと生地を突き抜けてしまいます。また 勢いが強いと、ベルベットのような起毛素材やデリケートな衣類の表面を傷つけてしまう恐れもあります。高温の蒸気が生地に留まっていられるように、また生地を傷めないように、仕上職人は吹き出し口を広くして、やさしい蒸気が出るよう設計されています。
水を足しての連続使用は可能ですか?
可能です。その場合はお水のみを足してください。
塩分は中に残っています。また水を追加するとき、中の水が100ccを超え ないようご注意ください。多くなると吹きこぼれの原因になります。
使用後に衣類の湿り気はありますか?
ほとんどありません。高温の蒸気なので、すぐに蒸発します。
かけたあとにかるくたたくと、より効果的に水分を飛ばせます。
シミ、カビの心配はありますか?
ほとんどありません。ただし素材によってはシミが心配されます。
特に水がついただけでシミの出来る洋服にはご使用にならないでください。ま た大切なお洋服には、目立たない場所でテストしてからのご使用をおすすめします。
カビはむしろ、高温による殺菌効果のため、おさえられると考えております。