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#22-01 下水道管取替工事模型

【概要】
横浜市環境創造局より依頼された下水道の体感型取替工事模型。
工事説明会や研修会で市民および職員を対象に下水道管の再整備工事の理解促進や関心を喚起するために使われる。

幅800×奥行450×高さ160mm(突起除く)のアクリル製模型。
前面と右側面は透明なので中の下水道管や人孔(マンホール)が見える。上面の道路部分には、開削箇所として取り外し可能なパネルがあり、中にある下水道管を取り替えることができる。前面には更生管を模したパイプをスライドさせて、更生工事の雰囲気を体験することができる。

道路に埋没されている下水道管は汚水管と雨水管に分かれている。この本管には各家庭から接続汚水管、雨水マスから接続雨水管として繋がっている。それに加え、他企業管(ガス管など)も見える。

赤いつまみを右にスライドすると、管の中から更生管が現れる。そのまま右側にスライドして、古くなった下水管の内側に入れて管を修復する更生工事を表している。更生管は赤いつまみのマグネットで移動させる。

道路表面には開削する前に、試掘と言って試し堀をするが、その試掘はフタを開けて中を見ることで表現している。工事に使うショベルカーなどミニカーを配置して雰囲気を出している。

開削箇所のパネルを外して古くなった汚水管や住宅に繋がる接続汚水管や接続雨水管を新しいものと交換する。

新しい下水管に入れ替えたら元のパネルを裏返してはめる。裏は濃いグレーになっているので、新しく舗装されたイメージを作っている。

人孔(マンホール)のフタはマグネットを仕込んだ十字キーで取り外すことができる。人孔内には足掛けの作り込みがある。

住宅部分には人工芝を敷いて、3Dプリンタで作った家とジオラマ の樹木を配置。

模型背面には、下水道管や道路パネル、樹木や家などパーツを収納できるフタ付きのストックスペースを設けている。